Grand Seiko
Grand Seiko
1960年12月。グランドセイコーは誕生しました。
日本を代表する腕時計にふさわしい高精度を実現するため、独自の精度規格をつくり、持てる技術を磨きぬき、1960年代が終わろうとするころには、スイスの天文台で行われていた精度コンクールで上位を独占、機械式時計の常識を超える高精度を達成しました。
そして、その挑戦は、機械式時計の精度だけに留まらず、クオーツやスプリングドライブという、腕時計の歴史に新しいページを加えたイノベーションへと続いていきます。
しかし、技術はどんなに進化しても、最高の腕時計をつくろうというグランドセイコーの志は変わりません。
それこそが、グランドセイコーであり続ける、ということ。
マニュファクチュールという言葉をご存知でしょうか。
ムーブメントの製造から組み立てまで自社で一貫して手がけるウオッチメーカー、という意味ですが、実はスイスでも真のマニュファクチュールは、数えるほどしかありません。しかしSEIKOは、クオーツならば水晶振動子から、機械式であれば動力ぜんまい、ひげぜんまいから、時計を構成するあらゆるパーツを素材レベルから開発してきた、世界でも特異なマニュファクチュールとして知られています。
マニュファクチュールSEIKOにとっても、グランドセイコーは特別な腕時計です。半世紀を越えるその歴史をつくってきたのは、その開発と製造に携わった数多くの設計者、デザイナー、時計師たちです。あるときそのなかのひとりがこんなことを言いました。「最高の普通、をつくりたい」それは、普通の腕時計、ではなく、最高の技術と品格を備えているのに、ごく普通に使える腕時計、という意味でした。
彼らは、今日も試作を繰り返し、小さな部品を磨いています。
それは、グランドセイコーに新しい歴史をつくるための挑戦でもあります。
グランドセイコーのメンテナンス、オーバーホールは、
グランドセイコーを知り尽くした
セイコープレミアムウオッチサービスステーションへどうぞ
この修理工房と、新しいグランドセイコーを組み立てる工房との違いはふたつあります。まず、当然のことながら、扱う製品が違います。新品か、使い込まれたグランドセイコーか。次に、時計師に求められる技能が違います。サービスステーションの時計師たちは「時計修理技能検定1級」取得、または同等レベルの技術を持っています。彼らにとって必要な技能は、いってみれば、時計のメカニズムの状態を「診断」する能力。つまり、セイコープレミアムウオッチサービスステーションは、組み立て工房に、この診断能力をプラスした場所といえるかもしれません。