世界中で愛されるドイツ生まれのウェディングリング、CHRISTIAN BAUERクリスチャン・バウアーの高品質の秘密を支えるマイスターとは
こんにちは!新潟のセレクトジュエリーショップBROOCHの小林です。たくさん降り積もっていた雪も、週末の暖かさに少しづつ溶け始めましたね。その下からは雪の重みに耐えられずに折れてしまった木の枝が表れてきて少し可哀そうな様子も見られましたが、それでも頑張ってそれに向かって陽を求める木々の姿に清々しい気持ちにさせられます。自然の生命力は気持ちのいいものですね。春はまだまだですが、頑張れ!!
さて、今回ご紹介するのは、1880年創業以来最高品質のウェディングリングを目指し、情熱を注いできた老舗ブランド「CHRISTIAN BAUER(クリスチャン・バウアー)」です。
1880年、創業者である初代クリスチャン・バウアー氏が、ドイツ、ヴェルツハイムでジュエリーを製作したのが始まりです。135年以上たった今では、日本はもちろん、世界中に約2,000もの取扱店舗が存在します。クリスチャンバウアーは世界でも希有な結婚指輪専門ブランドなのです。母なる地球に感謝を忘れず、フェアな関係を築くこと。それはクリスチャ ンバウアーにとっての信念です。これを実践するために、工房で行われるすべての作業プロセスに、高いエコロジーの意識が反映されています。クリスチャンバウアーは指輪作りのために、木を切ることや土を掘り起こすことはしません。そうすることで、環境保護にダイレクトな貢献を果たしています。もちろんサプライヤーは厳選した上で、認証されたダイヤモンドや金属のみを使用しています。
メイド・イン・ジャーマニーは、多くの国で上質の証であり高い人気と賞賛を受けています。クリスチャンバウアーの全ての鍛造リングは、ドイツの自社工場でドイツ政府認定の職人「マイスター」の手によって製作されています。クリスチャンバウアーのウェディングリングをご紹介するにあたって欠かせないのがこの「マイスター」に存在です。物作りの国ドイツにおけるマイスター制度は、ドイツ製品の品質への信頼の証です。中世から受け継がれるマイスター制度は、ドイツが誇る「職能訓練制度」です。学業制度における職人の最高位であり、国家資格です。マイスター制度は13世紀ころの中世の時代から現代まで受け継がれ、ドイツの産業発展に大きな役割を果たしてきました。マイスターの資格を持つという事は、技術の習得のみにとどまらず、会社設立やマイスターを目指す人たちに技術教育を行う事ができる資格を有するという事です。技術はもちろんのこと、経営などにも精通し、そして、下の者を育てられる人間的度量も兼ね備えていなくてはなりません。しかも、ドイツの法律で定められた一定の職種は、マイスター資格がないと開業できません。
そんなマイスターになるための試験は、受験資格を得るだけでも容易ではなく、数年を要することもあります。マイスターを志す者は職業学校に通いながら、同時に「見習い」として工房などで実践技術を学びます。その後国家試験に合格すると「見習い」から「職人」になります。職人になると、一人前として認められてお給料や仕事も充実してきます。そしてようやくマイスターの受験資格を得ることができるのです。いくつもの科目、実技、面接などを経て、晴れて国家試験を合格した者だけが「マイスター」名乗ることができるのです。マイスターになれる職人はほんの一握り。果てしない道のりですね!
クリスチャンバウアーの工房には、現在4人のマイスターが在籍しています。それぞれが指輪作りの各工程でその能力を発揮し、クリスチャンバウアーの高品質な指輪作りに携わっております。また、クリスチャンバウアーの工場内にも見習い用の作業机が設置されており、マイスターを目指す方々がプロの技術とマインドを現場で体験し、学んでいます。
クリスチャンバウアーのリングはこだわりの「鍛造製法」によって作られます。すべては生涯共にできるリングのために。高品質な耐久性・着け心地を実現するために独自の鍛造製法にこだわり続けています。一般的な製法としては「鋳造製法」というものがあります。溶かした金属を型に流し込んで作る製法です。繊細なデザインでも大量生産できる反面、気泡を含んでしまうため鍛造で作られたものに比べ強度が低いなどの面もあります。代わって「鍛造製法」というのは、地金何トンもの圧力をかけて圧縮を繰り返し、高密度で変形しにくい強い地金を使って作られます。強度が非常に高く、金属密度も高いのでしっかりとした重厚感があります。ただ、作成に多くの工程をふむためにコストがかかるため、指輪の価格もそれに反映されています。ですが、きちんとそれに見合った品質のものであることは確かです。圧縮された金属は非常に着け心地が良く、生涯を共にする結婚指輪に最適と言えます。毎日身に着けるものだからこそ、強度の心配もなく身に着けられるのもうれしいですよね。上質で耐久性の高い地金、マイスターの技術、さらに最先端の機器を導入することで、やっとクリスチャンバウアーが求める品質になります。決して効率重視ではなく、職人の思い入れがひとつずつ入ったパーソナルな指輪が完成するのです。
クリスチャンバウアーでは、プラチナ・パラジウム・金・銀・銅の5種類の金属を使用して自社で合金しています。第一次世界大戦中には、金や銀などの素材が入手困難でした。それでも愛する者同士のために熱い想いを持ち、戦火の中でも唯一手に入れることができた鉄を使ってウェディングリングを作りつづけたというストーリーもあります。今では自社合金のこだわりの地金を用いて、高品質なリングを作り続けていますが、そんな歴史を持ちながら現代にも熱い想いを受け継いでいるのです。
また、クリスチャンバウアーのお客様には、生涯そのリングのオーナーであることを証明する「オーナーズカード」が発行されます。「オーナーズカード」により、全国の取扱店にて超音波洗浄によるクリーニングやメンテナンスが可能です。また、廃番もないため、たとえ紛失しても必ず同じ指輪をお作りできます。一度作って納品して終わり、ではなく、生涯寄り添い続けてくれるウェディングリングです。
さて、本日のご紹介はいかがでしたでしょうか。物作りの国ドイツで生まれた技術と熱い想いが込められた「CHRISTIAN BAUER(クリスチャン・バウアー)」のブライダルリング。私どもBROOCHスタッフ一同は、おふたりにとって、ブライダルリング選びも素敵な思い出になるように、今後も精一杯・一生懸命ご提案をしていきます。セレクトジュエリーショップBROOCHで展開するのブライダルジュエリーの世界観やリングのすばらしさを、そしてBROOCH取り扱いの世界最高品質のダイヤモンドを確認しに来てください。