太めでかっこいい結婚指輪に対してのニーズはいつの時代にも確実にある。幅が太い結婚指輪、ごついデザインの結婚指輪は、シンプルでプラチナの結婚指輪が王道だと思っている人からすると、目立つデザインや、存在感がある、かっこいい、男性的、着け心地よりも見た目重視などの印象になっているかもしれない。しかし、実際は、幅のある、太い目結婚指輪でも、着け心地が良く、すっきりした見た目で、時に柔らかい女性的なデザインも多く存在する。
ほとんどの幅のある太め結婚指輪が海外ブランドの物もだ。デザイナーの先にいるカスタマーが、そもそも日本人よりも大柄な欧米人ということも理由かもしれないが、一方で、幅のある太め結婚指輪は、その存在感が上品で、年齢を重ねても着け続けられる、デザインの完成度の高さを持っていることも理由として挙げられるのではないだろうか。その幅のある太め結婚指輪の国内シェアをけん引しているのが、ドイツ、クリスチャンバウアー社や、スイスのフラ―ジャコー社のものだ。
ドイツの国家資格を取得した『ゴールドマイスター』が鍛造製法で作る結婚指輪という芸術品
クリスチャンバウアー(CHRISTIAN BAUER)の本社工房があるドイツやヨーロッパ、欧米では結婚指輪(マリッジリング)のことを、ウェディングバンドと呼ぶ。ウエディング=結婚、バンド=絆という意味だ。結婚をするふたりの目には見えない繋がりを結婚指輪で表現しているのだ。
同社の結婚指輪は金属の塊を鍛え上げて硬く仕上げる、鍛造製法という特殊な技法で作りだされている。鍛造製法で仕上がる結婚指輪は、鍛え上げた金属をボルト状に打ち抜き、CMCマシーンで削り出して作り出される。そのため、結婚指輪が完全な真円で歪みに強い美しい仕上がりとなる。
結婚指輪は通常、真円だと思っている方もあるかもしれないが、完全な真円を作り出すことは実際には簡単ではない。さらに、真円に仕上げることで、日常の使用によりかかる負荷を回避してくれる。
このクリスチャンバウアーの結婚指輪を製作するためには、ドイツの国家資格を取得した『ゴールドマイスター』が関わって製作されることが義務付けられている。国家資格制度を通った、ゴールドマイスターが作る結婚湯指輪はひとつひとつが芸術品として存在し、一生ものにふさわしい、上上品で上質な存在感となる。鍛造とは、複数の工程からなる自社合金を施すところから始まっている。鍛造リングは硬くて歪みにくいだけではなく、弾力性としなやかさを兼ね備えているため、長年使い続けるにあたっての日常の使用による衝撃を吸収し、しなやかな使い心地となるのだ。自社合金のこだわりにより耐久性に優れた、様々な配色を持つ美しい鍛造、結婚指輪(マリッジリング)が完成する。
太めでかっこいい結婚指輪こそが一生ものにふさわしい
結婚指輪は、結婚指輪を選んでいるときはまだ、始まりの前の段階で、結婚指輪を結婚式で誓いと共に交換をすると、ふたりの結婚指輪を着けている時間がスタートする。特に女性に言えることと思うが、結婚を境に、女性は生活のシーンが大きく変化していく。簡単なイメージで考えても、独身女性と既婚女性では受ける印象は大きく違う。さらに、既婚女性の場合、仕事をしているのか、主婦なのか、子どもがいるかいないか、子どもの年齢によっても、見方を変えてしまう。その様々なシーンを持つ女性の印象を、たった1本の結婚指輪で網羅しようというのだ。
そういう観点に立つと、結婚指輪は細身がいいのか、かわいい方がいいのか、というと、私は何かしら未来を見据えた存在感があってもいいのではないかと思うのだ。
だからこそ、ドイツ製鍛造の太めで幅のある結婚指輪は一生ものにふさわしい。
海外ブライダルジュエリーブランドは時代に左右されない普遍的なデザインが魅力
ドイツ、クリスチャンバウアー(CHRISTIAN BAUER)をはじめ、スイスのフラ―ジャコーに共通して言えることは、デザインの普遍性だ。クリスチャンバウアーは140年前から鍛造製法で、結婚指輪を作り続けている老舗のブライダルジュエリーメーカーであるし、フラ―ジャコーも同様に、1858年から結婚指輪を作り続けている、老舗のジュエリーメーカーになる。
これまで結婚指輪を収めてきた数が国内のブライダルジュエリーメーカーの比ではないのだ。それだけの、ユーザーの満足を獲得しているということなのだ。なぜドイツやスイスなど海外のジュエリーブランドが日本でも注目されているか、それはただブランドネームが有名で、世界各国にあるからや、高額だからという理由ではなく、結婚指輪として、生涯着け続けることができる美しさ、丈夫な強さ、確かな着け心地が叶う結婚指輪(マリッジリング)だからではないだろうか。時代に左右されない普遍的なデザインは、年齢を重ねることでますます馴染んでいくような、安心感を持っている。