グランドセイコーとは、見た目だけで言えばシンプルで時計らしいデザインに、わずかな光でも輝く針と文字盤。そしてそれを包み込む歪みのない美しいケース。
まさにグランドセイコーとは「美しい時計」なのですが、なぜこんなにも美しいのか??この疑問に迫っていきたいと思います。
グランドセイコーの美しさを紐解くには、まずグランドセイコーの時計そのものの本質のとらえ方から学ばなければならないです。
日本人にとって、時の本質は森羅万象と共にあるとグランドセイコーは考えています。
光や影の移ろい自然の中で感じる木々の揺らめきや水面を揺らす風・・・・そのうつろいゆく姿に美しさを感じるのです。なさに風流というわけですね。
この日本人ならではの感性でグランドセイコーは時計作りに魂を注いでいます。
日本には光と影を大切にするという文化があります。絶えず光に心を配り・・・・光と影により生み出される表情を繊細に感じ取ってきました。
グランドセイコーの外装を構成するには主に、日本で古来より取り入れられてきた歪みやねじりのない平面です。少ない光でも時間をしっかり確認できるように平面を増すことでよりかすかな光もとらえ、同時に黒く落ちる陰の部分も作り出しています。また、綺麗に光を拾いながら影を作り出す構造によってよりシャープでエレガントさを表現できます。
光を大切にし、光と同じように影を愛するグランドセイコーは、この日本の美意識をもとに時計を作り、まさに日本の美意識が詰め込まれた作品こそが、このグランドセイコーなのです。
腕時計の本質を追求するブランドとして、日本らしい感性と品格をまとう腕時計を作り出しています。
グランドセイコーと言えば、そのケースの磨きの美しさも特徴的です。
現在にわたってグランドセイコーのデザインを支えてきた特殊加工技術の「ザラツ研磨」。このザラツ研磨とは、回転する金属の円盤に専用の紙を張り付け、そこに時計のパーツを押し当てて表面を歪みない平面にする技術です。
一般的な鏡面仕上げの場合、つなぎ目の部分の角が立たず、丸くなってしまうところ、ザラツ研磨では表面の歪みをなくしながら斜面とのつなぎ目のエッジをしっかり際立たせることが出来ます。
だからこそグランドセイコーは見とれるほど美しいブレスやケースをしているのですね・・・!
ちなみにこの「ザラツ研磨」という独特な名称は、ドイツ語圏の工作機械メーカー「sallaz」に由来しているのだとか(*^-^*)
ひとつひとつにこだわりを持って職人たちが仕上げているからこそ、グランドセイコーはこんなにも美しいのですね!
ずひグランドセイコーの美しさを実際に目にしてみてください!