ある女性が運命の指輪に出会うストーリーです。
前回記事【とある女性のブライダルストーリー にわかNIWAKA(俄)に出会うまで。～プロポーズ編～】
ついに彼とジュエリーショップへ出掛ける日。
昨日は何を着ていこうかクローゼットから服を色々出してあーでもないこーでもないと悩みに悩んであんまりゆっくり眠れなかった。初桜を意識して春色の淡いピンクのスカートにシンプルな白いブラウス。いつもはあまり履かないハイヒールで少し頑張った感が出過ぎたかな？と、思いつつ時間になって彼が迎えに来てくれた。
｢似合ってるじゃん｣彼はどんなに手を抜いてても私が求めている言葉をくれる。そこが大好きなところ。｢そうかな？｣そんな定番の会話をしつつジュエリーショップへ向かう。重厚感のある大きな門。緊張する…怖い定員さんだったらどうしよう…この独特の緊張感がジュエリーショップって感じがした。
｢いらっしゃいませ！ご結婚ですか？｣
｢はい｣
彼が堂々と店員さんに答えてくれていて、一歩下がって聞いていた私はすごく安心した。
｢おめでとうございます｣
店員さんが私たちにそう言ってくれた。”あ、本当に私たち結婚するんだ”再確認した瞬間。
受付を済ませ、要望を伝えるとNIWAKAのブースに案内してもらった。
ホームページで見ていた通りの素晴らしい雰囲気だった。ブースの壁面には漢字で俄(にわか)と書かれ、何百種類もの日本の単語？が並んでいた。店員さんに聞くとこの単語は全てにわかの作品名なんだとか。【初桜】の文字はすぐに見つかった。私、完全に初桜を意識しすぎている。笑
定員さんに俄について説明して頂きました。
俄とは亻(にんべん)に我(われ)と書いて【俄(にわか)】と読み、それは人と我、人はあなた(貴方)と我は(私)2人が繋がる輪(和)であるように…と想いが込められたブランドネームなんだとか。素敵。
にわかの婚約指輪(エンゲージリング)と結婚指輪(マリッジリング)には全てに名前と詩(うた)情景、そしてふたりへの祝福の想いが込められてるそう。もうここまで聞いただけでますますにわかが好きになっている。笑
さっそく初桜(ういざくら)を試着させてもらった。ウィンドウからも星の瞬きのように眩しく光るダイヤモンドが本当に美しかった。
とっさに右手を定員さんに差し伸べた。すると婚約指輪は左の薬指につけるものだと教えて頂いた。恥ずかしい〜。分かってはいたのに、緊張しすぎてパニックだった！笑 彼は実は左の薬につけるものだとは知らなかったらしい。そう言えば、なんで左の薬指なんだろう…。そう1人で頭の中で考えていたら店員さんが｢左の薬指に通う血管は心臓に直結していると言われています。感情を司る心臓に繋がる指ですので、愛を違う婚約指輪や結婚指輪をはめるようになったのが始まりなんです｣そう教えて下さいました。なるほどー。何だか意味をわかってつけるのと、そうでないとでは重みが違うな…そう感じた。そして左の薬指に初桜が……スーっと指に優しく冷たくプラチナのリングが通り、私の左の薬指でキラキラと輝いている。綺麗…。もうそれにつきました。手を傾けたりすると何色とも言えない、まさに虹色？の沢山の色の輝きがダイヤモンドの表面をキラキラ反射していいました。
｢綺麗だね…眩しいよ｣となりで彼も指輪に見とれているのが分かりました。一緒の感情なのかな…そう思ったら嬉しかった。彼は｢君が好きなものを選ぼう。｣そう言っていてくれたので、自分だけ盛り上がってGoogle(グーグル)やInstagram(インスタグラム)で色々調べていたけど、彼から頂くものだからやっぱり彼にも私が気に入った指輪は同じように気に入って欲しかった。
｢なんでこんなにキラキラなんですか？｣彼が店員さんに質問。店員さんは…
ドキドキのジュエリーショップ入店！緊張しますよね。でも彼女のワクワク感や嬉しさが非常に伝わります。さて次回はNIWAKAダイヤモンドの秘密編です。
お楽しみに！
