雪国新潟ならではのプロポーズのタイミング、雪解けが結婚への合図になる
新潟では春の訪れを待って、プロポーズをするカップルが多い。それは新潟が雪国といわれる地域で、冬になると雪が多く降ることが影響している。通常は自動車でお互いの家を行き来したり、仕事に行ったりするのだが、移動時間も雪によって大幅に延び、雪の処理というイレギュラーな仕事も増えるので、天気を常に確認して動かなければならなくなる。
新潟県内の地域によっても変わってくるが、移動も含め動きがある程度制限されてしまうので、冬にはあまり行事を入れない傾向があるのかもしれない。そしていよいよ春が来る。1月2月に降った大量の雪が溶け始め、日差しが温かくなる、春の訪れと共にいよいよ結婚へ向け始動するのだ。
せっかくエンゲージリングを贈るなら、贈るダイヤモンドに意味に込めて贈りたい
【にわか】は1200年の歴史を持つ日本の古都京都に本店アトリエを構える老舗のブライダルジュエリーブランドだ。京都には794年に平安京が始まった時代から1000年以上も日本の首都がおかれ、日本独自の美しい文化が育まれてきた。1000年以上も同一王朝で文明が続いた土地は世界でも大変珍しいことといわれている。
日本文化というと「わびさび」という言葉を連想する人もいるだろう。「わびさび」とはどんな意味だろうか。「わび」とは「侘び」と書く。「思うことが叶わず悲しみ、思いわずらうこと」というのが本来の「侘び」の意味だが、「わびさび」の「侘び」とは、失意や窮乏など、自分の思い通りにならないことを受け入れ、積極的に安住しようという肯定的な意味として使われる。一方「さび」とは「寂び」とは「古さや静けさ、枯れたものから趣が感じられること」という。古い神社仏閣がある京都だからこそ、変わらない荘厳な建物に時代の経過や迎える季節の美しさをより一層感じられるのかもしれない。【にわか・ニワカ】のブライダルジュエリーにはそういった今あるままに受け入れる日本文化の美しさが見られるのだ。
桜のエンゲージリングにめぐる想いを閉じ込める
【にわか・ニワカ】で人気のエンゲージリング・マリッジリングのセット着けに初桜(ういざくら)がある。「初々しさは薄紅の桜のごとく」という詩が付いている。出会った頃の初々しい気持ちを薄紅の桜に例えてダイヤモンドのエンゲージリングを持つというイメージだ。
桜はなぜ美しいのだろうか。薄いピンク色の花びらが控えめで心に響くのだろうか。桜はちょうど受験のシーズンに咲くので、「桜咲く」というと合格を意味し、「桜散る」というと不合格を意味したりする。桜が芽吹くと始まりを意味したり、桜の花が散ると終わりを意味する。そして儚く美しく散ってしまう桜は、また必ず翌年になると芽吹いて、花を咲かせ、また散っていくのだ。
花は、散る様に寂しさがあったり、終わりを意味したりしてしまい、必ずしも明るいイメージだけではないものなのに、なぜ桜は日本人に好まれるのか。人の気持ちはさまざま変化している。年齢や仕事環境にも影響を受ける。しかし桜は季節共に変化しているようで決して変わらないのだ。春が来ると花の芽が次第に膨らみ、花を咲かせ、人々に明るい気持ちを届けるとまた、散ってしまう。夏、秋にはその場で静かに次の春の準備をする。
私は桜に、花の美しさもそうだが、芯のブレない力強さを感じる。誰も見ていない夏の日も、静かにそこに居続ける芯の強さを感じる。それがみんなが感じている桜の美しさなのかもしれない。婚約指輪、結婚指輪で桜を贈る。それは単に桜の花のかわいらしさだけでなく、めぐる想いや変わらない決意を桜とダイヤモンドに込めて贈っているということなかもしれない。