気に入って選んだ結婚指輪、大切に使っていたのに指のサイズと合わなくなってしまった、なんてことはあるのでしょうか?その場合の対処法は?
指のサイズと合わなくなってしまったら?
ご質問ありがとうございます!!
たくさん悩んでやっと出会えたお気に入りの結婚指輪。形もそうですが素材や彼とのペア感など、しっかりと考えて気に入って選んだ結婚指輪。この先何年もきっと大切に身に着けていくと決めている花嫁が多いものです。でもせっかく大切に使っていたのに、なんだか年齢とともに指輪のサイズが合わなくなってきた。そんなこともあるかもしれません!当然ですが結婚指輪はプラチナや金なのでサイズの伸縮はあり得ません。でも着けている花嫁の手はというと、妊娠や出産による体型の変化や、加齢による体型や関節の変化、日々の中で、仕事や家事を続けることによって少しずつサイズが変化してしまうこともあるかもしれません。その場合、せっかく着け続けてきた結婚指輪はどうなってしまうのでしょうか。サイズが入らなくなってしまったわけなので、そのまま身に着けずに、思い出の品として取っておくことになるのでしょうか。それはあまりにも寂しいですし、左手の薬指に結婚指輪がないというのも残念な気がしますよね。
結婚指輪はそのほとんどが、金やプラチナといった素材でできています。金やプラチナはリング状になっても後から加工ができ、リングサイズを変更することができます。結婚指輪の場合、そもそも何年か後にサイズを調整できるようにデザインされているものも多いです。ではどの様にサイズを加工するのかというと、結婚指輪の手のひら側にくる金属部分を一旦切断して、そこにサイズ分の金やプラチナを足し込んで溶接して仕上げるという方法や、切断面から減らしたいサイズ分削り取ってから溶接して仕上げるなどの方法があります。この方法は既存の指輪に金属を足し引きする加工なので、サイズ加工範囲に限界はありますが、結婚時に決めた結婚指輪をずっと着け続けられるメリットがあります。
サイズ交換対応も可能!
もう一つのサイズ変更方法として、サイズ交換というものがあります。デザインによっては指輪全周に柄や細工が施されておりサイズの加工ができないものがあるので、その場合は、ブランドや店側の何割かの負担でサイズ交換を対応してくれます。その場合は、仮にどんなにサイズが変わっても、同モデルが条件のサイズ交換なので対応が可能です!
たまに言われることですが、結婚指輪の形は「輪」です。他に「和」と言われたりもします。輪の形は「円」です。これも他に「縁」と言われたりして、結婚指輪を身に着けることで、「和」や「縁」をつなぐという意味を持たせたりします。ですが、サイズ調整でその結婚指輪を切断するとなると「和」や「縁」を切るという意味と受け取り、少し抵抗感があるという話もよく耳にします。
そこはお着けになる方の考え方にもよりますが、私はサイズ直しをしてしまうことで、「和」や「縁」を切ってしまうというところよりも、その時の自分に合うサイズに調整をして着け続けることの方が、「和」や「縁」をつなぐことになるのではないかな、と思っています。
サイズ交換も同じことなのですが、サイズ交換はもともとの入らなくなってしまった結婚指輪をブランドが引き取って、新しい同モデルの結婚指輪と交換でサイズ対応してくれるというものです。この場合、今まで着け続けてきた結婚指輪とデザインは同じですが、新しく作った違うものをその後に着けることになるので、この部分にも少しの抵抗感を覚える方がいらっしゃるようです。ですがここも考え方で、結婚指輪は着け続けることで「和」と「縁」をつなぐものととらえていただければ、日常の中で左手の薬指を見つめていただいて、結婚指輪がきらりと光っていることに意味があるのではないかと思います。結婚指輪はお決めいただいてから一生涯長く使っていただくものです。体型や指のサイズは必ずしも一定ではありません。
それが自然のことということですよね。