FURRER-JACOT本社での研修後半は、ゴールドスミス達のアトリエ室からスタートです!
フラー・ジャコーが高いクオリティーを維持している理由の一つに「ゴールドスミス」の存在があります。
現在では金よりもさらに取り扱いが難しいプラチナの細工も行っているため、フラー・ジャコーではゴールドスミスを“貴金属細工師”と訳しています。
ここはCNCマシーンでの荒削り行程が完了したリングの、デザインの作り込みを行う部屋で、ゴールドスミスが手仕上げで作り込み作業をしています。
↓このケースに1つずつオーダーリングが入っていて、各工程の作業室へ運ばれます。
ケースは素材別に、ブラウンはプラチナ、赤はゴールド、緑はパラジウムと、色分けされています。
↓最終のサイズ合わせや、リングの着け心地を左右する内甲丸仕上げの作業をしているゴールドスミス。
無駄話などは一切せずにゴールドスミス達は常に集中し、真剣にリングと向き合っています。
↓日本からのオーダー「SAKURA」リングのダイヤモンドセッティングをしているゴールドスミス。
とても細かい作業なので拡大の機械を覗きながら、手先を動かして作業をします。
まさに神業!!
↓出来上がったものを見させていただきました!職人技がつまった圧巻の美しさ!「SAKURA」リングのダイヤモンドが本当にキレイな理由がより良くわかりました!
↓BROOCHでもお馴染み!クリスマス時期などにお客様にメッセージカードを書いて下さるゴールドスミスさん達。
この部屋には写真で見たことがある有名なゴールドスミスさん達が勢揃いで、改めて私は今すごい空間にいるんだな!と実感出来ました。
↓オーダーのリングは常にこのケースとオーダーシートと一緒に各工程へ動きます。
↑このリングをレーザーで加工している職人さんを発見!
↓2つのリングを合わせて1つにしていく行程です。
↓職人になる前の若い見習いの女性も、同じ部屋で作業をしていました。
フラー・ジャコーの本社アトリエには、長年にわたり技術を磨いてきた「ゴールドスミス 貴金属細工師」がいます。
ベテランのゴールドスミスは、リングの製造に携わるだけではなく、若いゴールドスミスへ伝統の技術の伝承も行っています。
ゴールドスミスの資格を取得するまでには、4年間の技術習得が義務づけられていて、さらに国家試験を合格しなければならないのです。ちなみにこの研修期間のお給料はほとんどありません。
スイス(シャフハウゼン)ではこのような若い職人さんを育てるために、会社、学校、地域が一体となって人を育てる仕組みを作り、現在も貴金属製品の制作技術と規格を守り続けています。
↓隣の部屋には検品を担当管理している女性がいらっしゃいました。
検品はアトリエと管理部門の2箇所で行います(その後日本でも行います)
検品を担当している優しそうな女性社員さんですが、とっても厳しい目でリングの細かいところまで全てチェックをし、管理部門で検品が通らなければその工程へ戻し、直し作業が入ります。
フラー・ジャコーでは最高クラスの品質基準を定め、このように厳しい検品を常に行っています。
↓彫刻師さんの部屋
スイス本社では手彫りで刻印を入れてくれる彫刻師がいます!
↓あまり上手に撮れませんでしたが手彫りでこのクオリティ!これまた神業です!!
そして実際にシルバーリングでレーザー刻印と仕上げの工程を体験させていただきました!
↓これが今回のシルバーリングのオーダーシートです。
まずはブランド刻印から!
↓シリアルナンバーをパソコンに入力します。
↓希望の刻印をパソコンに入力します!
↓レーザー刻印マシーン
↓ビビビーと光を出しながら30秒くらいであっという間に完成します!
刻印が無事に入ったところで表面仕上げに入ります!
私が選んだのはつや消しの「L MATT エルマット」ヘアライン仕上げを体験!
↓紙ヤスリを使い手作業でヘアライン仕上げをしていきます。
↓下手すぎたのか!?笑
途中で工場長からのアドバイス!
↓最後はほとんど工場長にやっていただきましたが(笑)
無事にヘアライン仕上げが完成してご機嫌です♪
↓リング幅4㎜のヘアライン仕上げのリングが出来上がりです!!
シルバーリングなので、プラチナやゴールドより重量は軽いのですが、指にピタッと吸い付くようなフィット感と抜群の着け心地。
これぞFURRER-JACOT品質です!指輪を着けた時に圧迫感がありません!
着け心地が抜群な理由は、指輪の内側の角を削って丸くする「内甲丸仕上げ」で、内甲丸仕上げの滑らかなカーブは、ゴールドスミスの丁寧な手仕上げによって実現しています。FURRER-JACOTの指輪の滑らかな指通りと着け心地は、リングを着けていることをつい忘れてしまいそうなくらい気持ちが良い感覚なのです♪♪
私の指は関節がボコっとゴツっと張っているタイプで、指輪を着脱する時に関節に引っ掛かりを感じて、時には痛いこともあるのですが、FURRER-JACOTの内甲丸リングは本当に指通りが滑らかで、関節にも無理なく着脱が出来ちゃいます♪
↓シルバーリング制作の最終仕上げを教えて下さったスタッフさんと
無事にリング制作研修を終えました!