ダイヤモンドの加工はベルギーアントワープの地場産業
BROOCHではアントワープブリリアントのダイヤモンドを取り扱っています。アントワープブリリアントは2013年日本に紹介されると同時にベルギー大使館推奨となりました。
2013年にはアントワープブリリアントのデビューを記念してベルギー大使館で発表イベントを実施しました。大使館では在日本大使が祝辞を述べて日本にベルギー研磨のダイヤモンドが紹介される事をお祝いしました。ダイヤモンド加工の聖地と言われるベルギー・アントワープ、どうしてこの地は特別なのでしょうか？
ベルギー・アントワープは世界的にも有名なダイヤモンドの集散地で、現在なお世界の80％のダイヤモンド原石が行き来していると言われるダイヤモンド業界の要所なのです。
歴史的にもダイヤモンドにとって需要な意味を持つアントワープ、14世紀にはダイヤんモンドの加工機材スカイフを発明するなどその功績は数えればきりが有りません。またダイヤモンド加工の偉人を数多く輩出している地域でもあるのです。
ダイヤモンドを始めて磨いた職人”ルドヴィック・ヴァン・ベルケム“氏や1930年代に活躍したダイヤモンドカッター・アッシャー氏・トルコフスキー家、ラザール・キャプラン氏等全てベルギーの出身者です。そして現在、エクセレントカットとハート＆キューピッドを仕上げた天才的な研磨者フィリッペンス・ベルト氏のアトリエが有る地でもあるのです。
アントワープブリリアントのダイヤモンドはそんなベルギーのアントワープ在住の世界最高峰ダイヤモンド・マスターカッターであるフィリッペンス・ベルト氏が研磨を担当しています。
2018年5月にはアントワープの主要なダイヤモンドバイヤーとして表彰されました。
2018年にはそれまでのベルギーでの功績を称えられてオーナブルバイヤーとしてベルギーのダイヤんモンド取引所から表彰されました。ベルギーアントワープの大使館で行われたセレモニーには多くの業界人が集まりブローチはそこで表彰されたのです。
ブローチはベルギーアントワープに多くのパイプを持っています。ブローチ社長と握手しているのはピータボンベケ氏（Pieter Bombeke）ボンベケ氏はガビトルコフスキーと共にダイヤモンド博物館に殿堂入りしているマスターカッターです。
「ダイヤモンドを工業製品ではなく１つの彫刻作品の様に取り扱い、世界に二つと同じものの無い天然の美しさを引き出す事に全神経を集中するのです。原石の価値ではなく、顧客のために作成したい結果という想いに焦点を当てる必要があるのです。研磨されたすべてのダイヤモンドは、とにかく芸術作品であり、目的はこのアートワークを完成させることです。」
現在ボンベケ氏の元には世界中の重要なダイヤモンド原石が持ち込まれ、彼の手で研磨されることを依頼されています。依頼主は研磨前のダイヤモンド原石をどのように仕上げれば最高の美しさにたどり着くのか？ポンベク氏と何度もミーティングを重ね最終的にどんな形に仕上げるかを決定していきます。人件費の安さではインドやアフリカに敵わないベルギーではやはり重要なダイヤモンド原石が中心に研磨されているのです。
ボンベケ氏のアトリエ同様にブローチで取り扱うアントワープブリリアントには本当に重要なダイヤモンド原石しか持ち込まれませんし研磨されません。ベルギー・アントワープから届けられる本物の輝きをお楽しみいただけます。
世界最高品質のダイヤモンド原石のみを使用
BROOCHではマスターカッターとサイトホルダー（原石を扱っている会社）そしてダイヤモンドを産出する鉱山会社デブスワナ（デビアスグループ）とも協力し最高品質の原石のみを供給できる流通パイプを作りました。それにより、ボツワナのダイヤモンド鉱山で産出する総産出量の内トップ0.96%である「世界最高品質ダイヤモンド原石」だけを取り扱うことが実現しました。
超硬素材と言われるアフリカのダイヤモンド、その中でも最高品質を誇るボツワナ産、さらにそのボツワナ産の中でTOPTOPグレードの正八面結晶「ソーヤブル」だけを厳選。BROOCHのプロポースリング用ダイヤモンドは世界一美しい原石「ソーヤブル原石」を使用します 。
世界一の美しさを自分だけの宝物に
ダイヤモンドの美しさは、「原石の美しさ」と「カッターの技術」によって決まります。ブローチのダイヤモンドは、優れた原石・カッターによって作り出されるため、世界一美しいダイヤモンドであるといえます。サイトホルダーによるダイヤモンド原石供給証明、ベルト氏の研磨証明書を発行しますので、安心して最高品質のダイヤモンドを手に入れてください。
ダイヤモンド業界には「美しい物はアフリカから」と言う格言があります。ダイヤモンドが殆どアフリカからしか産出していなかった1930年代ならいざ知らず、現在世界では比較的多くの地域でダイヤモンドの産出を確認しています。カナダやロシア、オーストラリア等大規模な鉱脈の発見も相次いでおり、様々な産地が混在しているのですが、アフリカ産は其のかなでも特別な輝きを放つ事で有名です。
※2016年にダイヤモンドの結晶深度についての新しい発見があり、超深度起源ダイヤモンドがGIAから発表されました。そしてその多くはアフリカやブラジルのダイヤモンドだったのです。この事と美しい物はアフリカからの因果関係は明らかになっていませんが、結晶深度の深いダイヤモンドがよりキメの細かく硬い事は容易に想像できるので若しかしたら近い将来に美しさの違いについても何らかの発表が有るかもしれません。
≪フィリッペンス・ベルト氏とは≫
●1990年にエクセレントカットを世界で初めて実現に成功
それまで誰にも成し得なかったダイヤモンドカットの最高グレードを世界で初めて達成した偉人。1988年にアメリカの鑑定鑑別機関GIAはそれ迄業界のスタンダードとして考えられていたトルコフスキー理論を止めてダイヤモンドの理想的なプロポーションを再計算しエクセレントカットを発表、これによりトルコフスキー理論で研磨されたアイディアルカットでは無くGIAによって設計されたエクセレントがダイヤモンドのスタンダードとなります。設計図は発表されたのですが、超硬素材のダイヤモンドをなかなか、その設計図通りに加工できる技術を持つ職人は現れませんでした。
そんな中、ベルギーのダイヤモンド業界の威信を背負ってエくレントに挑戦した研磨者がフィリッペンス・ベルト氏です。ベルト氏は1990年に見事世界で初めてエクセレントカットを研磨し切った超絶技術を持つ研磨職人なのです。
●1993年にハートアンドキューピッドの研磨を成功
エクセレントカットの達成後、ダイヤモンド内部を特殊なスコープで覗き込むと8本の矢模様が浮かぶ上がる事が判ってきました。またそうしたダイヤモンドを逆側から観察するとハートが8個浮かび上がる事も判って来たのです。ベルト氏の研磨チームはどうしてこの現象が起こるのか？を突き止め93年にハート＆キューピッドを完成させます。この発見はダイヤんモンドの専門家でなくても誰でも簡単にダイヤモンドの対称性と研摩の正確さを目視できる事から、瞬く間に人気を博し、ダイヤモンドカットのスタンダードになっていきます。
しかも彼は今も現役でダイヤモンドを研磨します。BROOCHでは偉大な功績を持つ研磨職人が実際に仕上げたダイヤモンドをお届けします。
貴方の婚約指輪のプロポーズ用ダイヤモンドはセナ最高の画や気を放つのです。
ベルギーのダイヤモンド業界の現在
数多くの偉人を輩出したアントワープですが、ダイヤモンド業界内での影響力は年々低下しています。これはベルギー政府が優遇していたダイヤモンド業界への様々な税制措置や緩和措置が次々解除されたり仮定された事も少なからず影響しています。しかし、本質はダイヤんモンドの加工地がインドやアフリカ、中国等の労働賃金の比較的安価な国へと移行して居る事が一番大きな原因です。
フィリッペンス・ベルト氏にインタビューすると彼が10代のころは家の近くに2000件ものダイヤモンド加工工場が軒を連ね、アントワープにはダイヤモンド光の専門学校が有り、町では名うてのダイヤモンド加工者になる事は全ての子供も憧れだったと言います。
しかし現在ベルト氏のアトリエの有る地域には僅かに5件の研磨工場が稼働しているだけで殆どのダイヤモンド加工は廃業を余儀なくされているのです。ベルギー大使館もこうした現状を看過できず、歴史ある地場産業でもあるダイヤモンド加工を守るという意味でアントワープブリリアントを推奨商品としているようです。またブローチがオーナブルバイヤーに選出された経緯にも、ベルギーで長年にわたって継続的にダイヤモンドの買い付けを行って居る事が評価されたようです。バイヤーもアントワープでは無く、イスラエルのテルアビブや、インド・ムンバイなどへ多くが流れていってしまう中でアントワープに拘るブローチの姿勢を評価されたということが有る様です。
上写真はアントワープのダイヤモンドストリート内にあるダイヤモンド取引所です。往時は多くのバイヤーで賑わっていたこの場所も、平日と言う事もありますが僅かなバイヤーの出入りしか確認できませんでした。
それでもアントワープはダイヤモンド原石を取り扱うサイトホルダーの事務所が世界で最も多く立地して居て人種差別のない国柄から最も開かれたマーケットである事に変わりは在りません。簡単で安価なダイヤモンド原石や加工はインドやアフリカ、中国に移行してしまっていますが、重要なダイヤモンド原石を加工するとなるとやはり現在もベルギーは特別に重要な地点なのです。
渡したりブローチがお届けするダイヤモンドはボツワナのデビアス系鉱山で産出した上質な原石のみを厳選しています。しかもその最高のダイヤんモンド原石を、現在世界最高の加工技術を持つ研磨職人が仕上げる。まさに究極的な輝きを放つダイヤモンドだけなのです。
新潟でプロポーズをお考えの男性は是非一度ブローチでその輝きを確認してください。ダイヤモンドの楽しい逸話や歴史にと共に最高の輝きでプロポーズしていただけるように精一杯サポートいたします。
