男性必見!グランドセイコーのスプリングドライブの仕組みを解説
究極のシンプルを追求して作られたGrand Seiko(グランドセイコー)の時計は、年齢問わず多くの時計好きを魅了しています。
そんなグランドセイコーの中でも、他の時計ブランドにない機構を搭載しているスプリングドライブについて詳しくご説明していきます!
スプリングドライブとは何?
セイコーが1999年に発表したスプリングドライブは簡単に言うと、機械式時計と電池式時計の融合です。
スプリングドライブは、機械式時計の動力源であるゼンマイのほどける力でローターを回し発電し、その電力でクオーツ(水晶)を振動させて動かす時計です。
時計の内部で自家発電しその電力をICチップにとおして時間を一定に保つという他のメーカーにはない独自の機構です。
スプリングドライブのメリット・デメリット
メリットは機械式ムーブメントの強い力と、クォーツ式ムーブメントの高い精度を持つことです!一般的に、クォーツ式時計は機械式時計よりはるかに長時間動きますが、その代償として針を動かす力が機械式ムーブメントの半分程度しかありません。そのため太い針を搭載できなかったりしますが、スプリングドライブだと視認性の固い太い針も搭載することができます!
また、テンプを持たないため、時計に強い衝撃を与えても時計はほとんど狂わず、磁気にも強いです。
デメリットは仕組みがかなり複雑なので、量産に向かないことです。たくさん作ることができないのでシンプルなデザインでも価格が高くなります。
それだけ特別な機能の時計なので、時計好きの方やGS(グランドセイコー)ファンなら持ちたくなります!
スプリングドライブの驚きの制度について
クォーツムーブメントはカチカチと1秒ごとに針が進むステップ運針、機械式時計はチチチチとスムーズに運針するスイープ運針です。スプリングドライブに関しては駆動方式が機械式なのでスイープ運針が採用されています。電子制御されているせいか、一般的なスイープ運針よりも流れるように動くのが特徴です。
スプリングドライブは制御システムにクォーツを使用しているので、月差±15秒程度しか誤差が生まれません。機械式時計は日差±15秒程度は当たりまえですので、精度に関しては機械式時計を遥かに凌駕する高精度を誇っています。
なぜそこまで精度に差が出るのかというと、セイコーのクォーツ(水晶)は、3か月間かけてエイジングさせ、厳しい基準をクリアした水晶だけを選別して採用しているからです。数多く量産されている一般的なムーブメントに採用されている水晶とはまるで品質レベルが違います。
まとめ
グランドセイコーのスプリングドライブは、時計好きの方が目指したい時計のひとつです。
特別な機構を搭載した唯一無二の時計なので、記念品や自分へのご褒美にピッタリです。
新潟でグランドセイコーの取扱店はBROOCH(ブローチ)です。
実物をぜひ見て見てください。