1960年に誕生したグランドセイコーは日本製の国産腕時計として全ての面で『最高』を追求して誕生したブランドです。
グランドセイコーはセイコー（SEIKO）から独立し、特別な職人だけが時計作りに従事し、2020年にはグランドセイコー誕生60周年を迎え「正確で見やすく、美しい日本の腕時計」を果てしなく追及し続けています。
現行の【グランドセイコー】のムーブメントは、クオーツの「９F」系、メカニカルの「９S」系、スプリングドライブの「９R」系の3タイプです。中でもスプリングドライブはセイコー独自の機構です。
スプリングドライブ【キャリバー９R】
スプリングドライブ【キャリバー９R】は2004年に発売された機械式時計とクオーツ式時計の技術を融合したグランドセイコー独自の自社製新ムーブメントで、第三のムーブメントと言われています。
スプリングドライブは、機械式（メカニカル）時計のゼンマイのほどける力で発電し、クォーツ式時計に使われる水晶振動子によって、時計の正確な信号から得られる動きを制御する自己完結型の駆動システムです。
機械式時計ならではの大きなトルク(歯車を回転させる力)と、高い精度を有するクォーツ時計を融合することで、両者の弱点を補い合うハイブリッド型のグランドセイコーのオリジナルムーブメントと言えます。GS【グランドセイコー】のスプリングドライブは、ゼンマイがほどける力を使って電力を発生させます。
発電された電気によって水晶振動子とIC（集積回路）を可動させるため、一般のクォーツ時計のように電池やモーターを必要としません。ゼンマイがほどける力によって得られる電気は僅かですが、その電力が水晶振動子に伝わることで、水晶振動子は1秒間に32,768回振動という正確な信号をICに発信します。
ICはローターの1秒間の回転速度を8回転に保つため、断続的に電磁力にブレーキを掛けて調整し、ローター・歯車・針の順に制御された動きを伝えていきます。Grandseiko【グランドセイコー】スプリングドライブは、その一連の動きが常に繰り返されることによって、秒針は文字盤のダイヤルの上をすべるように滑らかに動き続け、高精度を保てることになります。
Grandseiko【グランドセイコー】スプリングドライブキャリバー９Rは72時間のロングパワーリザーブと平均月差±１５秒を実現し、グランドセイコーは現在も、世界と戦える最先端の技術を開発し続けています。
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