【にわか・ニワカ】ジュエリーへのこだわりの始まり
にわか【ニワカ・俄・NIWAKA】は1200年の歴史を育んできた日本の古都、京都に本店アトリエを持つ、日本屈指の老舗ブライダルジュエリーブランドだ。京都で彫金教室を構えていた創業者が、良い作品作りから人に喜ばれる作品作りへと自身の感性を成長させ、「俄(にわか)」というブライダルジュエリーメーカーを立ち上げる。ひとつひとつのジュエリーに想いを込めて作り上げる、それがにわか【ニワカ・俄・NIWAKA】の始まりなのだ。私の考えだが、ジュエリーは製品の細やかさ、美しさだけでは良いものとは評価できない。世の中には無数に美しい、技術の長けたジュエリーが存在している。その美しく技術の素晴らしいジュエリーが本当に輝くのは、職人の手から、ユーザーの手に渡った時だ。高額な買い物をした喜びや、希少なものを手に入れた優越感などがその喜びを占めている。そしてジュエリーを持つ最も重要な喜びは、ユーザーがそのジュエリーを身に着けて人に会い、その人の人となりの一部をジュエリーが表現してくれたときだ。ジュエリーはその人がどんな好みやこだわりを持った人物かを語らずに表してくれる。さらにジュエリーを持つ喜びにはその上がある。それは、いつしか身に着けて出掛けていたジュエリーがその人そのものとなることだ。ジュエリーは制作当時の形のまま永遠に残っていく。人は皆、少しずつ年を重ね、変化している。しかしジュエリーは変わらないのだ。ユーザーがだんだんと年をとって、ジュエリーを身に着けて出かけた日を眩しく思い出しても、ジュエリーはその日のままに輝いている。ジュエリーを身に着けて輝いていたその日を鮮明に記憶してくれているのがジュエリーなのだ。その意味において、製品の美しさや技術の素晴らしさは重要だ。時代や世代が変わっても、職人が育んできた技術は色あせないからだ。
【にわか・ニワカ】ブライダルジュエリーへのこだわり
ブライダルジュエリーは宝飾品といわれる我々の業界取扱品の中の一部のものを指す。タイミングも限られ「結婚」に集中した瞬間のものであるし、購入の動機も「結婚生活に必要だから」という理由に基づく部分があったり、一生に一度の婚約指輪(エンゲージリング)結婚指輪(マリッジリング)のタイミングしか接点を持たない人も多く存在し、それまでとその後の人生ではもう購入機会がないかもしれないものなのに、こだわって選んだりととても特殊な条件を持ったもののように思う。だからこそ品質には厳しく選んでもらいたい。初めて身に着けるから、作りが雑、つまり安価なものでもいいかというと、初めて身に着けるものだからこそ、きちんと着け心地よく、見た目に美しいものを身に付けなければならないのだ。婚約指輪(エンゲージリング)結婚指輪(マリッジリング)は希少金属のプラチナやゴールドで作られている。それは結婚した日の決意がこの先一生変わらないという証であり、毎日身に着けていても肌にストレスなく着け続けられるということだ。にわか【ニワカ】にはその希少金属のプラチナやゴールドを扱う熟練の職人が多く在籍している。技術が確かな職人は当然ながら工賃が高い。しかし、婚約指輪(エンゲージリング)結婚指輪(マリッジリング)の表面の磨き、内側へ至る曲線の仕上げ、ダイヤモンドを留める爪のバランスは誰が見ても滑らかで、デザインを邪魔せず美しい。にわか【ニワカ】ジュエリーを初めて身に着ける人にとって、わかりやすく身に着けやすい条件を揃えているのだ。ブライダルジュエリーは購入者が、初めてジュエリーを持つ人だからこそ、職人が価格や流行りに敏感なことよりも、作りや、数十年後の使用感にこだわってくれる方が結果的に良いジュエリーといえるのだ。