生産背景まで美しいダイヤモンドを贈ろう
ダイヤモンドの美しさは人の目で見てん判断するものです。機械によって数値化できるものではありません、その事はGIAも公式に発表している通りです。
ダイヤモンドの輝きを数値化しようとする試みは常にあるのですが、光は量が多くなれば良いというものではないと言う事と、最適な輝き量は数値で表せない為に、輝きの数値と美しさには大きな差異が有るのです。では、その目で見て美しいダイヤモンドはどうやって選べばいいでしょうか?
またダイヤモンドはその採掘方法や生産過程が近年注目されていて、再生かのな世界の実現に寄与しているか?エシカルでサスティナブルなダイヤモンドなのか?自然環境保護に配慮してSDGsは掲げられた企業理念を持って採掘されているのか?等も選ばれる基準として重要視するお客様が増えています。ブローチではその事に注目しダイヤモンドの産地は勿論の事、生産、加工の過程においてもそれらの重点項目が守られた美しいダイヤモンドを提供しています。
賢いダイヤモンドの選び方とは?
写真のダイヤモンドはフィリッペンス・ベルト氏が選びだしたボツワナ産高品質ダイヤモンド原石をラウンドブリリアントカットに仕上げたダイヤモンドです。国際的な評価基準4Cで評価しますと0.328ct、Gカラー、SI1、3EX/HCです。4C評価上は決して最高グレードとは言えませんが、その美しさは格別です。なぜなら高品質な原石を世界最高の研磨師の手で仕上げ手られているからです。
ダイヤモンドの希少性は【4C】で、そして美しさは【原石と研磨者(カッター)】で決まるのです。婚約指輪のセンターストーンにお二人の記念となるダイヤモンドを選ぶ際にBROOCH(ブローチ)が思う”大事にしてほしいこと”を記載しますので是非参考になさってください。
ダイヤモンドに限らず宝石は「何を買うか?」よりも「誰から買うか?」だ重要と言われます。先ずは信頼できるお店で選ぶのがポイントだと思います。複数の国を渡って私たちの手元へやってくるダイヤモンドは判断基準が多岐にわたり過ぎる為に、一つの事柄に固執して判断する事は難しい品物です。そこで大切なのは誰から買うか?なのです。私たちBROOCHではどんなことを大切にダイヤモンドを選んでいるのか?をご案内させていただきます。信頼できるお店選びの一助になれば幸いです。
一般的なダイヤモンドの評価基準
一般的にダイヤモンドの価格(価値)を大きく左右するのは4Cと呼ばれる国際基準表示があります。(BROOCH(ブローチ)でもお客様がダイヤモンドをお選びになる際の指針の一つとして4Cの内容は詳しくご案内させていただきますので、お気軽にお申し付けください。)
4Cは1930年代にアメリカの宝石鑑別機関GIAが考案したダイヤモンドの評価方法で重さや色、透明度と形の4項目でダイヤモンドの希少性を評価します。
希少な事はそのまま価格に直結しますので、ダイヤモンドの希少性の基準として4Cは世界中で用いられダイヤモンドを取引するプロの間でも使われている基準なのです。
通常宝石店ではダイヤモンドをお求めのお客様に品質基準4Cの説明を通してダイヤモンドの選び方を詳しくご案内いたします。また以下にダイヤモンド選びのポイントを記載しますのでご参考になさってください。
ダイヤモンドの4Cは希少性の指標として最適
ダイヤモンドの希少性は、他のどの宝石をも凌駕しており、すべての宝石の中で最も希少性の高い宝石と言えます。一部専門家の中には特別な色石は「ダイヤモンドを上回る稀少性が有る」という方もありますが、鉱山の規模や需要と供給のバランス、各宝石種ごとの市場規模で考えればダイヤモンドを超える希少宝石が無い事は明白です。
そんなダイヤモンドの中で更に希少性に優劣を付けるとすれば4Cで見ていくのが最もわかりやすいのではないかと思います。
ダイヤモンドの4Cは色の等級、透明度の等級、カタチの等級、重さ、サイズ、蛍光性に処理の有無がそれぞれレポートとして情報開示されます。そのなかで比較的カラット、カットは美しさ、カラーとクラリティは希少性の項目と言えます。
希少なダイヤモンドをお求めであればカラーとクラリティに拘って探す事をお勧めしますし、美しさに拘ってお探しならカットとカラットに拘って探すことをお勧めいたします。
一生に一回しか贈らない(貰わない)ので両方の項目を拘りたいという場合は4項目とも妥協無く探すことをお勧めします。
(1~3カラットサイズの無処理ピジョンブラッドルビーや2~5カラットサイズの無含侵エメラルドのトッピンは希少という点でダイヤモンドに唯一肩を並べる宝石です。しかし白いダイヤモンドでは供給量が多く価格が追いつかない場合があると思いますが、カラーダイヤモンドで考えれば、やはりダイヤモンドが上ではないかと思います。希少宝石の世界は奥が深すぎるのであくまで一般的な宝石の話として。)
選ぶなら希少性?美しさ?それとも価格?
ダイヤモンドに限らず、全ての宝石を選ぶ際に私達が一番大切にしているのは「パッと見の美しさ」です。天然石であるダイヤモンドはそれぞれ異なる魅力を持っています。それこそ同じものは世界に一つとないのかもしれません、それほど個性的でそれぞれ異なる魅力と美しさを持っています。それは4Cが同グレードで同じ価格であっても同じことです。ですので世界中のダイヤモンドバイヤーがいまだに4Cだけの評価でダイヤモンドを売買しない(出来ない)のです。
ダイヤモンドを比較検討していくと以下のようなケースで悩むお客様を多数見かけます。
同一グレードで価格の異なるこの二つのダイヤモンドの場合、ソーヤブル原石から出現したD-VS1とメイカブル原石から出現したD-VS1はグレードは同じなのに価格はメイカブル原石から出現したD-VS1の方が低いのです。なぜか?それは原石の段階での取引価格が低いからです。
ソーヤブル原石のダイヤモンドは値段では高くなりますが「パッと見の美しさ」はソーヤブル原石から研磨されたD-VS1の方が明らかに美しいのです。
価格重視の4Cだけでダイヤモンドを選べばメイカブル原石から出現したD-VS1の方がお買い得に思われるかもしれません、研磨済みダイヤモンドの希少性というテーマでは二つのダイヤモンドは同一で、価格面で低い方がリーズナブルと言う事に一見なるからです。
しかし、メイカブル原石から研磨したダイヤモンドはどこかにグレインが残っていたり、直径5ミクロン以下のピンポイント(内包物)を多数内包していたり、よくよく見ないとわからない欠点を多数抱えています。そうしたグレードでは表面化しない特徴が多ければ多いほど「ぱっと見」の見た目が今一つ冴えないダイヤモンドになってしまいます。
そういう意味でも”パッと見の美しさ”を基準にすると、価格はごまかす事が出来ないのです。私たち宝石商は日々審美眼を磨き本当に美しい物を見抜いて品ぞろえしているのです。これは量販店では重要視していない項目なのではないかと思います。
BROOCHブローチの展開するダイヤモンドブランド”アントワープブリリアント”では原石の品質にこだわりを持っています。ボツワナ産のソーヤブル原石を選定しているのですが、鉱山会社が最高の原石と判定しサイトホルダーが厳選したTOP品質の原石上位1%からさらに上位10%を専属研磨師のフィリッペンス・ベルト氏が選定します。
最終的に0.096%まで絞り込まれた美しい上質なダイヤモンド原石のみを取り扱っています。しかも最高の原石を現役最高のマスターカッターであるベルト氏の手によてカット・研磨して仕上げますので、美しさという観点ではこれ以上ない最高のダイヤモンドをだけを品揃えしているのです
。BROOCHブローチでは新潟のお客様に人生の節目にお求めになるダイヤモンドとして相応しい美しい品物だけをご案内させていただきます。
ワインで例えるなら私たちはソムリエではなくワイナリー
またメイカブル原石から研磨したD-VS1と同価格にサイズを変えずに、カラーとクラリティ―を調整して、より美しいダイヤモンドをご案内する事も可能です。上記のようなグレードが異なる場合も同様です。そういう意味ではBROOCHブローチ新潟アントワープブリリアントギャラリーはワインで例えるところのワイナリーのような存在なのです。
鑑定鑑別機関含め多くのバイヤーや業界人は取り扱う宝石の研磨済みの状態を検査してグレードや価格を決定していきます。それはまさにビン詰め後のワインの味を確かめ評価するソムリエの様です。張られたラベルやブランド名で価格が決まるワインの世界。高い評価を受けるにはそれなりのワインであることは重要です。価格に応じて味わいや趣、深みが増していくのは言うまでもないでしょう。
しかし、今の段階ではまだ世間で高評価をけてはいないが、豊かな畑で高品質なブドウを栽培するワイナリーが上等な醸造スタイルで作り上げるワインの中には、高額なワインを上回るおいしさのワインも存在すると言われています。一般的にワインの価値を判断する際に、ソムリエはメーカーとラベル、ワイナリーは畑と醸造施設を一つの基準として判断するのです。
ワインの世界に例えるなら私たちはそんなワイナリーのような存在なのです。私たちはソムリエ(4C評価でダイヤモンドの価値判断)の様な事も出来ますが、実際にどんな畑で取れたブドウで、どのような醸造方法をしているか?を見てどのくらい美味(美しい)しいのか?を判断できるのです。
ですから畑(原石の産地)と醸造所(研磨者と研磨所)を見ればどのくらい美味しいワイン(どんなダイヤモンド)なのか?は判断できるというわけです。
宝石は(ダイヤモンド)は何を買うか?よりも何処で(誰から)買うか?が重要と言われる所以ではないでしょうか。
近年重要視されるダイヤモンドの生産背景
写真はブローチがダイヤモンドを取引しているボツワナ・デビアス社の”ジュワネング鉱山“です。現地の言葉で光の王子と呼ばれ高品質なダイヤモンド原石を産出する事で知られます。
ジュワネングではボツワナ政府と協力してアフリカの雄大な自然環境に配慮しながら行われます。そこに住み暮らす人々の生活インフラを整える事は勿論の事、雇用の創出を通じて豊かな生活の基盤となり、野生動物の保護等に配慮しながら社会貢献活動を現地の人々と共同で推進しながら行われているのです。
上写真は銀座の店舗にボツワナサイトでダイヤモンド原石を担当する弊社サイトホルダーの担当との一枚。
このように民主主義国でのダイヤモンド採掘は現在、大規模な地下資源採掘事業となる事から、再生可能な自然環境に配慮して行われる事が殆どです。エシカルでサスティナブル、SDGsに配慮して行われるべきであるという国際的な考え方にのっとって行われることが通常です。
二酸化炭素の排出量などにも注目が集まっている事から、機材の入れ替えや化石燃料を使わない方法で重機稼働など前年対比で排出量を測定コントロールしながらダイヤモンドは採掘されます。
その為、新たな鉱脈が発見されても周辺住民との合意や再生可能で温暖化に配慮した自然環境保護の観点等をクリアしなければ採掘がはじまられる事は在りません。それは想像よりも高いハードルで近年新規の鉱山でこれをクリアできた地域は在りません。
またダイヤモンド鉱山は採掘期間中は鉱山の規模より大きな自然環境の保護と野生動物の保護などが義務付けけられます。そして採掘終了時にはダイヤモンド鉱山地域を元の状態に戻すことが条件で行われます。
しかし、一部のダイヤモンド生産国特に社会主義系の国ではその事は守られていません。平和利用とはいえ核爆破によって破壊した永久凍土帯は現在の技術では元に戻す事は出来ず、自然環境は破壊され続けます。そればかりか今も温暖化ガスが自噴したまま放置され、そこで働く従業員は被ばく量をコントロールされながらダイヤモンドが採掘される場所が有ります。
ブローチではお客様の記念となり、大切な記憶を閉じ込める宝物となるダイヤモンドが、自然環境を破壊したり再生可能な世界の実現からほど遠い環境で生産されるべきでは無く、ダイヤモンドはその生産背景まで美しくあるべきであると考えています。