コンフリクトフリーダイヤモンドとは何ですか
プロポーズにはどこまで美しいダイヤモンドを贈ろう
外観の美しさが他の宝石の追随を許さぬ圧倒的な輝きを放ち、そして征服されないという語源を持つ究極的な永遠性を持ち、これ以上プロポーズに相応しい条件は無いとされるダイヤモンド。そのダイヤモンドの美しさとは単純に外観の輝きだけを見て評価できないことをご存知でしょうか?ダイヤモンドは、その開発背景や採掘の方法、流通経路にも美しさを求める時代なのです。
美しい事に加えて、エシカルでサスティナブル、SDGsに配慮したダイヤモンドである事はもちろん大切なのです。
本題に戻りまして、ジュエリーショップを回っていると、ブラッドダイヤモンドとかコンフリクトフリーダイヤモンドという単語を耳いする機会もありますよね。紛争と無縁なダイヤのことを、コンフリクト・フリー・ダイヤモンドと言います。もともと”コンフリクト・フリー・ダイヤモンド” とは、アフリカの紛争地域以外から採掘されたダイヤモンドのこと。
逆に「コンフリクト・ダイヤモンド」と言えば、別名「ブラッド・ダイヤモンド」、「ダーティー・ダイヤモンド」と呼ばれるもので、日本では”紛争ダイヤ” とも表現されるもの。
コンフリクト・ダイヤモンドは、その売却で得られた利益が、世界中で問題化している反政府勢力による内戦の武器調達資金となるため、紛争を長期化させる要因とされており、その結果、リベリア、アンゴラ、コンゴ等のアフリカ諸国で、数百万人という多数の人命が 失われて来た訳です。最近ではアフガニスタンやミャンマー等も気になるところですよね。
自分の買ったダイヤモンドが資金源となり、テロリストや反政府組織が最新鋭の武器を購入しているとなったら、、、ましてやその資金で入手した武器で無辜の人々を捕らえ奴隷労働させて居たり、最悪の場合には人殺しの道具として使用され、それによって得た資金で次なるテロ行為に及ぶ、、、そうした資金源になっていたら嫌ですよね。
紛争地域のダイヤモンドを購入することは、こうした反政府系と正規政府軍との内戦を長引かせることに繋がります。
西アフリカのシエラレオネ内戦が1991年から10年以上続いたのは、産出されるダイヤモンドが武器調達の資金源となり、反政府系組織が最新鋭の武器で武装していた事が大きな理由です。国連では一体誰が武器を売却していたのか?またその武器の製造国は何処か?等が突き止められているにもかかわらず、当事国は知らぬ存ぜぬを通そうとするために、その事をは追及できない状況になっています。
2020年以降もこの動きは続いており、世界は混とんとした内紛状態の国が多く存在し、それを支援する外国勢力と阻止しようとする勢力との大きな政治的駆け引きに世界中が巻き込まれている現状が有ります。
支援する外国視力は武器輸出に関して国内に制御できない協力組織がいて、政府としても監視しているが、監視の目を縫って武器輸出が行われるという言い訳をしているようです。
こうしたロジックが通ってしまうことが一番の問題です。そこで、資金の流れについてこういった状況をなくすため、紛争ダイヤモンドの流通を防ぐための国際間のシステムが必要でした。国連や国際ダイヤモンド業界などはダイヤモンドの国債間取引を厳しく取り締まるためにキンバリープロセスを作り出し、これによって輸出入規制をかけてダイヤモンド原石の取引を監視する法案を制定したのです。
紛争ダイヤモンドとは、内戦が行われている国から産出されるダイヤモンドのこと。
「コンフリクト・ダイヤモンド」や「ブラッド・ダイヤモンド」とも呼ばれていて、内戦などの紛争を起こす反政府組織の資金源となっているダイヤモンドのことです。
反政府組織は、武器商人から武器を購入します。その資金源として、宝石鉱山を占領し、そこから発掘された宝石を売っているケースがあるんです。
ブローチに入ってきているダイヤモンドは、書類上はすべてコンフリクト・フリーです。
むしろ、紛争ダイヤモンドを手に入れることの方が難しいです。
それでも、確実に問題の無いダイヤモンドを手に入れられるという保証はありません。
2002年には、政府、非政府組織、およびダイヤモンド業界の連合は、
コンフリクト ダイヤモンドの取引を排除するためにダイヤモンド原石の輸出入を規制するキンバリー プロセスを確立しました。今日の市場のダイヤモンドの99%はコンフリクトフリーです。
市場に存在する別のダイヤモンド問題
現在の世界情勢を考えると非民主主義的な国、特に社会主義国で産出したり、加工地として経由しているダイヤモンドについて考えていかなと行けないのかもしれません、一部ダイヤモンドの産出国の内でも社会主義国では平和利用と称して核爆弾で永久凍土帯を爆破しその下に眠る地下資源を採掘している国が有ります。ダイヤモンド産出量は世界有数でその品質は高く定評がある国です。
核爆破の影響は現在悪い方向に出ており、当地域の水源迄が汚染され、周辺住民の生活にも大きな影響が出ているという報告が上がっています。しかし、この国は旧ソ連崩壊後に独立した小さな国で後進国と言う扱いになっているために各国の専門家が現地入りして、工夫の被ばく線量をコントロールして採掘を継続、外貨獲得手段としているのです。
また、ダイヤモンド鉱山は採掘終了時に元々あった自然環境を元に直す事、また採掘期間中は鉱山地域として利用するエリアの何倍ものサイズの森を作り、野生動物の保護を行う事等が義務付けられていますが、それらは完全に無視されています。
エシカルな思考の進む欧米諸国では自然環境保護の観点に立って採掘されていないダイヤモンドである事を意識するとこうした状況は看過できないとなり、大きなバッシングが怒っているのですが、日本ではあまりこの事は語られません。
現在民主主義的な国で新しいダイヤモンド鉱脈が発見された場合にも守られるべきSDGsやエシカルな約束が守れない場合は採掘許可が下りない事が通常です。しかし、資金獲得だけに注目している国ではそうした事は無視されるのです。
また社会主義的な国同士の繋がりか、産出したダイヤモンドを加工する地として社会主義国が指定されているのが通常です。ダイヤモンド加工工場が排出する二酸化炭素の問題なども小さなところでは問題となっています。
ブローチでは以上のことに配慮してて販売するダイヤモンドの産地は勿論の事、原石の加工地、にもこだわりを持って選定しています。開発背景まで美しい事は大切な記念日のダイヤモンドを贈る時にとっても大切な事なのです。お客様との約束の証「未使用ダイヤモンド証明書」
BROOCHでは、ダイヤモンドをお買い上げいただきましたお客様に、コンフリクトフリーダイヤモンド、ヴァージンなダイヤモンドである証としまして、「未使用ダイヤモンド証明書」を発行してお渡ししています。BROOCHでは、人生の大切な記念の宝石を安心してお買い求めいただけますように、努力して参ります。私たちの拘る大きなポイントもご確認ください。またご不明な点やご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください。日本は世界最大のダイヤモンド鉱山
2021年現在日本は世界最大のダイヤモンド産出国の1つとなりました。実際ブローチ店頭でもお客様が比較検討される対象として日本産のダイヤモンドが最も回数として多く比較されていると感じています。これは、質屋さん経由で新品マーケットに流入するダイヤモンドの事で、再研磨されているために中古なのか?新品なのか?が非常に分かり難く偽装されたダイヤモンドの事です。
ダイヤモンド自体に悪意はありませんのでこうしたダイヤモンドを購入してしまった場合には仕方ないですが、事前に分かっている場合には避けたいと思う方も多いのではないかと思います。リサイクルされるダイヤモンドは、リサイクルされたダイヤモンドとして情報開示されて販売されて居れば問題ないのですが、現在リサイクルされたダイヤモンドを中古と表記してい販売しているのはリサイクルショップだけです。実際に輸入の履歴の無い会社が輸入したことにして販売しているダイヤモンドが余りにも多い事が気になります。
完全なバージンストーンでプロポーズする。美しい想い出には背景まで美しいダイヤモンドは最もふさわしいと私たちブローチでは考えています。